オンラインストレージの使用例

講師 中西成美 さん

 オンラインストレージは最近実用段階に入ってきて、個人でも利用例がみられるようになってきたので、実例を紹介する。

1.「オンラインストレージ」のキーワードで検索すると、オンラインストレージを提供しているサイトが多くあることがわかる。紹介記事の例としては、
     ・全15のオンラインストレージ完全比較      http://synclogue-navi.com/online-storage
     ・オンラインストレージサービス15社を考えてみた      http://www.susi-paku.com/paku15.html

これらの中で、比較的よく使われているサイトの例をあげると
名  前無料の容量備      考
Yahoo Box5GB/50GB50GBはヤフープレミアム会員。専用ソフトをインストールすると同期用フォルダをができる。
One Drive7GBマイクロソフト、旧Sky Drive。OfficeのWebAPで閲覧編集が可能。専用ソフトをインストールすると 同期用フォルダができる。
Drop Box2GBオンラインストレージの老舗。使いやすい。専用ソフトをインストールすると同期用フォルダができる。
Google Drive15GB利用規約注意。GoogleのWebAPで閲覧編集可能。専用ソフトをインストールすると 同期用フォルダができる。
Amazon Cloud Drive5GB
Sugar Sync5GB→0GB最近無料がなくなった。Web Syncで閲覧編集可能。専用ソフトをインストールすると同期用フォルダが できるほか、任意のフォルダで同期可能が特徴。

2.料金
Yahoo Box5/50GB:0円 105/150GB:700円/月額
One Drive7GB:0円 57GB:2,000円 107GB:4,000円 207GB:8,000円/年額
Drop Box2GB::0円 100GB:12,000円 200GB:22,500円 500GB:56,000円/年額
Google Drive15GB:0$ 100GB:2$ 1TB:10$ 10TB:100$ 20TB:200$ 30TB:300$/月額
Sugar Sync30GB:5,000円 60GB:7,500円 100GB:10,000円 250GB:25,000円
500GB:40,000円/年額

3.使用例
元気に百歳クラブ
パソコンサロンクリック
毎回の教材テキストをYahoo Boxにアップロードしておき、 欠席者がみたいとき、以前の資料がほしいとき、ここからダウンロードする。
ログインIDとパスワードを会員に公開しておく。共用フォルダの利用よりこの方が簡単で便利。
元気に百歳クラブ四季報「クラブ便り」、パンフレット、発行のつどOne Driveにアップロード。
目的はバックナンバーの保存、 Web上で閲覧できるので便利。
関係者にマイクロソフトアカウントのIDとパスワードを公開しておく。
個人利用Sugar Syncを使用して、家のパソコンと持ち歩き用ノートを部分的に同期させておく。指定したフォルダが 自動的に同期するので便利。
バックアップも自動的にとれる。

4.注意事項
データの紛失、流出などについて100%安全の保障はない。
サイト側で、サービスの変更がありうる。

5.使用方法の概要
●Yahoo Box
YahooのIDを取得してログイン、上部「My Yahoo」、左欄「ボックス」、でマイボックスにはいる。
初回は利用登録が必要。
アップロード、ダウンロード、フォルダの作成・削除・名前の変更・共有などができる。
PC用のアプリをインストールするとPC上にYahooBoxが作成され、このフォルダ内のフォルダやファイルは Web上のYahooBoxと自動的に同期する。

●One Drive
MSNのホームページ上部のOne Drive、マイクロソフトアカウントを取得してログイン、OneDriveにはいる。
アップロード、ダウンロード、フォルダの作成・削除・名前の変更・共有などができる。
One DriveアプリをインストールするとPC上にOneDriveフォルダが作成され、このフォルダ内のフォルダやファイルはWeb上のOneDriveと自動的に同期する。
OneDriveではOfficeのWebアプリを使用してファイルの閲覧編集が可能。またファイルを作成して、保存することも可能。

●Google Drive
Google Driveで検索してそのホームページからGoogleのIDを取得してログイン、マイドライブにはいる。
アップロード、ダウンロード、フォルダの作成・削除・名前の変更・共有などができる。
パソコン用のドライブアプリをインストールすると、PC上にGoogle Driveフォルダが作成され、このフォルダ内のフォルダやファイルはWeb上のGoogle Driveと 自動的に同期する。
Google Driveでは、Google Driveアプリを使用してファイルの閲覧編集可能。またファイルを作成して、保存することも可能。

●Syugar Sync
Syugar Syncで検索して、そのホームページから、申し込む。Syugar SyncのIDを取得してログイン、My Sugar Syncにはいる。
アップロード、ダウンロード、フォルダの作成・削除・名前の変更・共有などができる。
パソコン用の専用ソフトをインストールすると、PC上にマジックブリーフケースがインストールされ、このフォルダ内のフォルダやファイルはWeb上のSugar Syncと 自動的に同期する。
また、指定した任意のフォルダはWeb上のSugar Synと自動的の同期する。
別のコンピュータとも同期させられるので、特別のフォルダを使用することなくコンピューター同士を同期することができる。
また、Web Syncという機能を使ってファイルの閲覧編集が可能。

●いずれの場合もパソコン右下の通知領域にアイコンがあり、ここから「パソコン上の同期フォルダ」、「Web上のドライブやボックス」にアクセスできるので ここを使うと便利。
「パソコン上の同期フォルダ」にアップロードしたいフォルダをドラッグドロップで入れたり、或いは新規作成したりすれば、自動的にアップロードされ 同期がとれます。

6.その他
 各社ともスマホやタブレットなどモバイル端末とも接続できるようソフトを提供している。

                                                以上

HP編集者 注 :
 当ホームページの「第一世代パソコン利用技術資料」の中に、本件と関連する資料がありますので参考にしてください。
・Windows Live SkyDrive 武田正男さん
・オンラインストレージサービス 中西成美さん

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