第245号 令和7年.7.8

アクセスカウンター

パソコン同好会について

IT 化時代、パソコンという便利な道具を使ってシニアライフを楽しもう、という趣旨で平成15年8月に発足しました。 以下の行事を行っていますので、どうぞご参加ください。行事はオープンですから、同好会員に限らずOB会員・その家族 の参加もOKです。また他の団体(元気で100歳クラブなど)とも各種行事を共催で行っています。
パソコン同好会入会ご希望の方は幹事或いは事務局までご連絡ください。

例  会・・毎月1回、その時々の話題のテーマを選んで、講義形式や対話形式で行います。
      またテーマによっては、パソコンを操作しながらの勉強も行います。
ホームページ発行・・・・・毎月1回、各行事の詳しい内容、各種情報満載です。

(幹 事) 中西成美 森田矩夫 浜田英生 平山英正 大庭哲哉 井上金光
(OB会事務局) 星野義明 松石雄祐

 活動の内容は、左の目次欄から該当項目をクリックしてご覧下さい。

今月のお知らせ

 7月パソコン同好会例会

 直近では日鉄のUSスチール買収、イラン・イスラエルの電撃的な停戦とトランプ絡みで嬉しいニュースがありますが、この先どうなるのか? 綱渡りの情勢に目が離せない状況が続いています。

夏本番!朝顔の季節
入谷朝顔まつり
7月6日(日)~8日(火)
 また、今年は梅雨が短く、暑い夏が長く続きそうですが、皆様ご自愛なさり夏を乗り切っていきましょう。
 さて、7月例会は、森田様の紹介で国立博物館、国立科学博物館などでご活躍の三吉康彦様に特別にご登場いただき、我々が関心が深い3つのテーマでお話し頂きます。  

          記
 
 日  時  7月25日(金) 13時半~16時頃  ZOOM開催
 テーマ1  動物の雌雄決定は驚くほど多種多   三吉康彦様        
 テーマ2  生成AIを使った画像作成       三吉康彦様
 テーマ3  国立科学博物館の紹介        三吉康彦様
   
 *例会参加可否を7月20日(日)頃までに、PC同好会グループメールの返信で
  ご連絡ください。       
                                                    以 上
                                                        (担当 大庭哲哉)

6月例会から

 6月例会は、ZOOM形式で行なわれ、25人が参加、大庭さんの司会で始まりました。
 最初のテーマは鈴木甫さんの「『実践知』とかけて「津波てんでんこ」と解く・・・そのこころは」で、副題として「「トランプ2.0」を読み解く」です。
鈴木さんは、過去2回、PC同好会で『実践知』について講演されていますが、今回は『実践知』と「津波てんでんこ」での氣づきと行動の大切さ、そして「トランプ2.0」でのトランプの真実などについてお話頂きました。
講演の要旨は以下です。

  事前にものづくり.comの公開記事「釜石に奇跡」を読んでいただいた上で、4点のナマの情報を紹介。
   1.DVD「子供たちが語る3.11」は釜石中心街で子供たちが大人を説得して逃げて助かった生々しい話。
   2.鵜住居地区の中学生が隣の校舎の小学生を気にかけながら逃げて、それが皆の命を救うことに
     なった話。
   3.鵜住居小の事務員の1人が学校に残っていて犠牲になり、夫が「あなたも逃げて」の碑を立て
     伝承する話、
   4.明治の昔、村長の英断で住居高台移転。今回も犠牲者ナシの吉浜の話。
  副題について、日本製鉄のUS Steel買収に関し、トランプ大統領は最後まで「US Steel はアメリカの
 ものだ」と投げかけ、橋本会長はぶれない北極星(完全子会社化)のもと、「投資の積み増しと黄金株で
 このディールに成功」。「トランプ2.0」の一端をみた感じ。
  新聞がトランプを「まるで新しいおもちゃをつかんでは放り出す子ども。・・」に対し、信頼すべき
 情報から「トランプがプーチンと手を結ぶ理由は・DSという共通の敵・経済制裁にへこたれないポテ
 ンシャル・対中国政策(デカップリング)」。「トランプのイラン攻撃は・イランの原爆開発を諦め
 させる・ハメネイ体制の変換は望まず」という話。
  国際政治学者 藤井厳喜の「ワールドフォーキャスト」ビデオ「イラン停戦合意」トランプ外交の全面的
 勝利で第三次世界大戦回避へ。トランプの真実を垣間見る話。
  Make America Great Againは、実はレーガンのスローガン。大胆な経済政策とプラザ合意で双子の赤字を
 克服し6年間の黄金時代を築いた。「トランプ2.0」は、 規制緩和と減税、ゴールデンドーム構想、
 AI産業革命・・・トランプの後はバンスで合せて12年間の黄金時代!?・・・これは正夢になるという
 藤井厳喜の予測。
  日本製鉄の『実践知』;「日本製鉄の転生」巨艦が蘇った『実践知』は、橋本社長が温故知新で学び
 実践した多くの「実践知」の掛け算。① 王陽明の格言「事上練磨」、②三枝匡の「V字回復の経営」、
 ③一倉定の「改革はすべて上から」、④「孫子の兵法」軍争篇の「迂直の計」、⑤完全子会社化と
 いう北極星を掲げたトランプとのディール。
  『実践知』とかけて「津波てんでんこ」と解く、その心は
   1.どちらも、分っているようで、実は分っていない、
   2.どちらも、氣*づき と 行動がカギ  ←*「気」は閉じてしまう、八方に広がる「氣」が必要
鈴木さんの資料はここをクリックしてご覧ください。
講演につて質疑応答は以下です。
 Q1.『実践知』の氣づきについて、日本人は大勢に流される傾向があり、個人・企業はいいとしても
  社会に働きかけるのが難しいのではないか?
 A1.その通り。例えば財政政策に関して、メディアも国のトップも(財政の本質を知らずに)
  「財政赤字が大変だ!」と騒いでいる。橋本政権から小泉政権の財政改革は大間違いだった。
  森永卓郎など財政の本質に切り込んでいる人も何人もいるので、その『実践知』を
  (我々シニアが役割を担って)多くの人に知って貰うことが肝要。
 Q2. US Steel買収成功で日鉄の株価が上がると思ったのに下った。市場が将来の価値を認識してない
  のは問題ではないか?
 A2.確かに。価値が出るのは投資が成功し経営体質が変ることで暫くかかる。これからが正念場。
  逆に、市場が認識してない今が株は買い時かも。
 Q3.トランプについても同じようなことが言えるのでは? 誰にも出来ない凄いことをやっているのに
  評判が悪い。世界の認識が問題なのでは?
 A3.マスメディアがこぞって叩いて、大衆は洗脳されてしまっている。MAGAは、実は双子の赤字を
  克服して黄金時代を築いたレーガンのキャンペーンで、レーガンも最初はすこぶる評判が悪かった。
  トランプは確かにメチャをやって危うい点があり、今後を注視する必要があるが、藤井厳喜はうまく
  やり遂げるだろうと予想している。
 Q4. 日本はこれからどうなるのだろう?トランプのような強烈なリーダーが必要ではないか?
 A4.確かに。トランプ政権はビジネス出身の人材で支えられている。日本もビジネスを成功させた人材に
  国のリーダーになって貰う必要アリ。例えば、橋本会長・・笑い。
 Q5. そうなるには。どうしたらいいだろうか?
 A5.(当り障りのないことしか言わない偉い人が多い中で)国を憂えて物申している人達が何人もいる。
  例えば、森永卓郎・高橋洋一・泉 房穂・ルトワックなどなど。
  鈴木は、これらの本当のこと(『実践知』)を多くに人に知って貰うことが出発になると考え、
  『実践知』おはなし「ガイドブック」として出版すべく挑戦中です。
10分間の休憩を挟み、次のテーマは綱島巌さんの「背骨の管理と我が家の体験」で、綱島夫人の脊椎にまつわる大手術とその後のリハビリ医療についての体験を語っていただきました。

プレゼンの概要は以下です。
  ◆綱島夫人は30年来背骨や腰痛の痛みに悩まされ、東京や大船の整形外科医院に通って痛み止め薬の服用などの
   治療を繰り返していたが改善が見られなかった。
  ◆10年前、脊椎など背骨を直す専門医のいる病院(三楽病院)を調べ大船の整形外科医に紹介状を書いてもらい受診。
   診察・検査の結果、綱島さんが1991年から2000年にかけてODAでエジプトで仕事をされていた時期に、綱島夫人が
   7回ほど飛行機(エコノミークラス・片道20時間超)でエジプトに観光旅行に来られた際、長時間同じ姿勢を
   とり続けたことが大きな要因と判明した。病名は脊椎間狭窄症、側弯症、変形性脊椎症、圧迫骨折など。
  ◆精密検査を経て1か月後、1回7時間に及ぶ手術(脊椎開腹矯正・チタンボルト28セット埋め込み)を2回行なった。
   病院での1ヶ月のリハビリと3か月のリハビリ病院でのリハビリを経て自宅での訪問介護などを受けた結果、姿勢も
   しゃんとし、一人で1日3㎞散歩できるほど回復した。
  ◆その後コロナ禍と温暖化による熱中症予防のため暑い日の屋外散歩を禁じられた結果、気力・体力・思考力の衰え
   を実感。家の中で転んで手当を受けることもあり、家事など家族で分担するなど家族で支えあって生活している。
  ◆日頃歩いて足腰を鍛えるのが大事であること、真向法という体操も歩くのには有効であると実感している。
   過去八年来のケアマネージャーのアドバイスを元に、家族の同意と支援があれば、施設への入所よりも自宅療養が
   ベストであると感じた。
   現在は週2回のリハビリ通院と週2回の風呂サービス、週1回の訪問看護を受けて老老介護の生活を保っている。
講演につて質疑応答は以下です。
  Q.高齢者になると家の中で転倒するケースが多い。特に気を使っていることは?また、転倒防止工事などは国の
   補助を利用するのが良いと言われるが他に何かあれば教えてほしい。
  A.手術前からケアマネとつながりを持って、玄関への階段や入口などへ手すりを設置した。手術後はケアマネ、
   風呂サービスや訪問看護の人たちが集まり相談、移動式の手すりや、居間のソファの横に、楽に立ち上がるための
   床と天井を結ぶ丸棒設置などなどの工事を行なった。
  Q.電車の駅など公共機関はエスカレータやエレベータが整備されている。できるだけそれらを利用している。
   予防が大事。
  A.そのとおりであるが、エスカレータは怖い(何度か失敗した経験あり)ので利用しない。エレベーターを
   利用することにしている。

以上で本日のテーマは終了しました。次回7月の例会は、森田さんの紹介で外部の三吉さんに講演をしていただく予定とのお知らせがあり、お開きとなりました。


                                                              以上     

                                                      今月の編集者:	井上金光