第223号 令和5年.9.1

パソコン同好会について
IT 化時代、パソコンという便利な道具を使ってシニアライフを楽しもう、という趣旨で平成15年8月に発足しました。
以下の行事を行っていますので、どうぞご参加ください。行事はオープンですから、同好会員に限らずOB会員・その家族
の参加もOKです。また他の団体(元気で100歳クラブなど)とも各種行事を共催で行っています。
パソコン同好会入会ご希望の方は幹事或いは事務局までご連絡ください。
例 会・・毎月1回、その時々の話題のテーマを選んで、講義形式や対話形式で行います。
またテーマによっては、パソコンを操作しながらの勉強も行います。
ホームページ発行・・・・・毎月1回、各行事の詳しい内容、各種情報満載です。
(幹 事) 中西成美 長谷川一郎 淡島律 武田正男 森田矩夫 浜田英生 平山英正
(OB会事務局) 星野義明 松石雄祐
(ホームページ編集) 大庭哲哉 井上金光
活動の内容は、左の目次欄から該当項目をクリックしてご覧下さい。
今月のお知らせ
9月パソコン同好会例会
PC同好会の皆様
連日の記録的な酷暑が続いていますが、ご無理なさらずご自愛下さるようお願い申し上げます。さて引き続き、
長谷川幹事がお休みのため、代わって大庭が9月例会についてご連絡申し上げます。9月例会も引き続きZOOM会です。
9月例会の最初には、「全員の3分間スピーチ」を引き続き、お名前のあいうえお順にお願いしたいと思います。
多少長くとも短くとも、どんなお話でも結構です。気楽にお話し下さい。「全員の3分間
スピーチ」は録画なしにする予定です。
2つ目には8月例会でスキップした大庭哲哉 さんによる「 ZOOMミーティングガイド の追記 」、3つ目に
森田矩夫さんによる「 我が家のお札 」を予定しています。
記
日 時 9月22日 13時半~16時頃
テーマ1 全員の3分間スピーチ(その3) あいうえお順で前回に引き続き
テーマ2 「 ZOOMミーティングガイド の追記 」 講師 大庭 哲哉 さん
テーマ3 「 我が家のお札(粽)」 講師 森田 矩夫 さん
*例会参加可否を9月17日(日)頃までにフリーメールでご連絡下さい。
以 上
(担当 大庭哲哉)
8月例会から
8月例会は、引き続きZOOM方式で、19名の参加で行われました。長谷川幹事が欠席でしたので、大庭さんの司会で始まりました。
最初のテーマは、全員の3分間スピーチ(その2)を行いました。気付いたこと、病気のこと、最近の出来事等々、何でも良いから
気軽に話して頂くという趣旨ですが、録画なしで行います。あいうえお順で、前回7人の方に話して頂きましたが、今回は、大庭さん、
川勝さん、笹治さん、綱島さん、中川さん、中村さん、浜田さんがスピーチを行いましたが、綱島さん、中川さんの音声が途切れる、
聞こえないの問題が発生し、再登場願うことにしましたので今回は5人がスピーチ終了という事になりました。
小休止を挟んで次は、鈴木 甫さんの「カザフスタン 近くて遠い国」のお話です。鈴木さんは1984年以来JICAを通して、多くの国々の
技術協力を行ってきましたが、2009年以降は、2011-13年の日本での活動を除いて、2019年までカザフスタンです。
以下が鈴木さんのお話の内容です。
『JICAの専門家として2003~14年6回の派遣で体験したカザフスタンの話(倫理法人会で話したもの)に、2015~2022年の体験を追加したもの。
題名「カザフスタン、近くて遠い国」のようにカザフスタンはハワイよりも近い国、しかし多くの日本人にはどこか遠~くの国。たしかに2003年
当時はフランクフルト経由で、自由経済化間もなくで東南アジアとも違った遠い国だった。2009年5年振りのカザフスタンはソウル経由で朝発っ
て午後には着き、自由経済化も軌道に乗り、宇宙飛行士若田さんがバイコヌール宇宙基地に降り立ったニュースで身近に。
JICAの新しい取り組み(顔の見える協力)でカザフスタン日本センターに派遣され、アルマティを中心に首都のアスタナ・カスピ海沿岸の
アクタウで経験した四季折々の風物(特にアルマティ初夏の緑と目の前に聳える5,000㍍級の眺めと冬のアスタナの地吹雪舞う大平原の中の近代
都市は忘れられない)と技術協力の現場の話。続いて2015~2019年は1回4週間で5都市3,000キロを2周、都合18回、夏は40度・冬は零下30度の
中の精力的な取り組みの一端を紹介。よくもま~~体がもったものだ!
カザフスタンはナザレバエフ大統領がソ連時代から30年(シンガポールのように)民主独裁でリードしてきた中央アジア雄。地下資源豊富な
広大な国(面積;日本の7倍・人口;日本の1/7)、戦略的にロシア・中国が狙っておりODAでは米国・ドイツ・英国・フランスが力を入れている
中で日本は全く欲がない残念な状況である。2019年にナザレバエフ大統領が辞任しトカエフ大統領になって将来が懸念されたが、2023年現在これ
までのバランス外交を維持し安定した発展を遂げている。いま大相撲では金峰山が前頭10枚目で頑張っている。ということで「少しはカザフが
身近に」なりましたでしょうか。』
以上の「カザフスタン 近くて遠い国」のパワーポイント資料は ここをクリックしてご覧
ください。
その後の質疑応答のやり取りでは
・ラマダンなどイスラムの風習は? → イスラム教国なのにイスラム臭さがない(ラマダンはないし、
スーパーにお酒は売っているし、豚肉食はしないのだが現地に
いると分らない )
・中央アジア諸国に対する日本の技術協力は? → カザフスタンはGDP向上に伴って2013年からODA対象国
から外れたが、何とか名目を見つけて2019年まで続けた。ウズベキスタン・キルギス・
タジキスタンにも協力している。しかし戦略的には極めて消極的なのが残念。
・国の政体は? → ソ連から分かれた後、民主主義の独裁国(シンガポールに似ている)でナザレバエフ
初代大統領が30年間バランス外交で国をリードしてきた。経済的には地理的条件から
ロシアの影響が強い。
・この国の宝、魅力は何か? → 豊富な地下資源(ウラン、クロム、亜鉛、石油、…)
・言語は? → ロシア語とカザフ語、独立後カザフ語を国語として若い世代に普及。
・国民のGDPは? → 1万$/人 を超える。地下資源の輸出に依存、この脱却を目指している。
などがありましたが、星野さん(当時住金時代)が1990年にチタン工場やチタン採掘場を調査して、チタン工場の技協を狙ったが、会社方針で
中断された話しを披露しました。
また鈴木さんは、初夏のアルマティの緑と目の前にそびえる5000m級の山々、それに首都アスタナを是非紹介したいと述べ、
「アスタナは 黒川紀章氏 が基本設計し、各国の著名な建築家が腕を振るったビルが立ち並ぶ未来都市」と追記しました。
カザフスタン、見知らぬ魅力的な国 に時間を忘れて皆さん、大いに盛り上がり、例会終了目途の16時
を過ぎました。予定していた大庭さんのテーマは次回に持ち越すことにして、閉会することにしました。
以上
今月の編集者:大庭哲哉
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