スマホに関するあれこれ

発表者 大庭 哲哉さん

   

  1. スマホは格安スマホで安くできる
    1. スマホの構成
      スマホは端末本体と、端末に差し込む通信通話SIMで構成されます。端末はiPhone (AppleComputer)とAndroid(Google)の2種類あり、一時払いも分割払いもあります。 SIMは、何GとかいうインターネットのData通信SIMと電話の音声通話SIMがありますが、 一つのSIMに両方入っている通信通話SIMもあります。
    2. スマホの必要スペックについて
      スマホのスペックは 2年前の「上」のスペックが 今では 一番「下」のスペックにな る位 進歩が著しい。 例えば 今買うならば2年前の「上」のスペックのものを最低の 価格で買える。 現在の「下」レベルのスペックでも カメラの画素数で1300万画素以 上( A4写真がプリントできるレベル)、RAM(PCで言うメモリー)3ー4GB、 ROM (PCのCドライブに相当)32GBで普通は問題ないし、バッテリー容量2600 MA 以上 あれば1日は持ちます。AndroidならROM不足はSDカードで補えます。 通常はこのス ペックで十分です。 さらにできれば指紋認証、顔認証があればよい。このレベルの スペックのものが、キャンペーンの時などは端末本体は大幅に安くなります。
      ちなみに現状の最高はスペックは2400万画素、6 GB、128 GB、4200 MA 。
    3. スマホの選び方
      まず スマホを買う場合ですが、全く新たにスマホを買おうという人と、従来携帯か 別のスマホとか使っていて乗り換えの人、 この2種類に分かれます。 新たな人は 特別 なことは必要ありませんが、乗り換えの人の場合には電話番号や 連絡先を引き継ぐとか、 メール、 LINE 、写真とかを引き継ぐ必要があります。 その引き継ぐ内容によって も 買い方に影響があります。以下にスマホのスペックや価格レベルを示しますが、 毎年かなりの変化があり、下記は現時点のものと考えて下さい。

        スマホには購入先別に3種類あります。
      1. キャリア3社(NTTドコモ、AU、ソフトバンク)のものを買う・・・
        • 端末とSIMをセットで売る。端末本体を安くして通信量や端末分割払いの毎月支払いが高い。 2年等何年縛りがある。少し安価になったが最低毎月5000円以上か?
        • 総務省が法改正してセット販売を禁止。年内施行を目指している。
      2. 準キャリアのもの(Yモバイル、UQ モバイル、など)
        • セット販売だが格安SIM並のコスト、2年縛りはある。
        • Yモバイルはソフトバンク系(10分以内通話無料セット)とUQはAu系(5分以内通話無料セット) である。キャンペーンを利用すれば、端末がフリーに近いものもあり、端末込みで2000-3000円/月の 支払いで手に入る。
        • 乗り換えの場合、電話番号の移行は店にお願いできるが、 連絡先とかメールとか写真とかの移行 は有料でお願いするか、自分でやる必要がある。
          しかし連絡先でもメールでも LINE でも 写真でも クラウドに保存してあればログインさえすれば OK で その他には 全く何もやる必要がありません。これは、PC間の移行でも、PC→スマホ移行でも、 スマホ→スマホでも同じ。
      3. 格安シムを MVNOとシム契約し、端末は別に買う場合。
        • MVNOとは「 無線通信設備を持たずキャリアから借り通信 通話 サービスをする」 
        • MVNO には au 系で UQ モバイル、ジェイコム、マイネオ、 ドコモ系で、OCN モバイルワン、楽天モバイル、DMM、 LINE、ソフトバンク系では日本通信 があり、SIM契約する。
        • この場合は、乗換えの場合、電話番号、連絡先移行など全て自分で行う必要あり。 格安 SIM の通信通話代が月1,600円程度、10分以下の通話無料込みで月2500円程度 だが数万円で端末本体購入が必要。準キャリアに比べ良い点は2年縛りがない事。

  2. スマホを使いやすくするために どうするか  以下ではスマホの実際の使い方を、スマホ画面を スクリーンに映して説明します。 この機能をミラーキャストと言い、 Windows 8以降のパソコンとAndroid 4.25以降の スマホが同じ Wi-Fi 環境下にあればできます。 パソコン側の設定はアクションセンターから接続を選びこの PC へのプロジェク ションをオンにし、スタートボタンで接続を選びます。 一方スマホは ステータスバーをおろしてPlayToを開き、MyComputerを選びます。 これにより両者のミラーリングができます。
    1. ホーム画面などを使いやすくする
      • スマホの画面レイアウト:最も上のステータスバー、(Androidの場合、その下に Google アシスタント)、その下に多くのアプリがありページめくりできます。 その下には頻度高いアプリを置く固定位置のステージ(ドック)があり、一番下に ふつう、左から「戻りキー」「ホームキー」「最近使用アプリキー」の3つの操作 キーがあります。
      • アプリを長押しし移動し 不要なものは削除したり よく使うアプリをステージへ 移動したり、簡単にできます。アプリを重ねるとフォルダー内に収まります。 時々「最近使用アプリキー」を開き、消すと軽くなります。
      • 新しいアプリの入れ方
        Android は Play ストア(GoogleStore)から、 iPhone は Apple Store から新アプリを インストールします。アプリの安全性はAndroidの方がiPhone よりも低いと言われて いますので、・・・。ウィジェットなどを 画面に貼り付けるには何もないところを 押してウィジェットを開いてそこから選びます。
      • ストレージ ROM が不足になると 動作が遅くなったりする。この時にキャッシュ の削除がおすすめで「 Yahoo スマホ快適化ツール」 というソフト を使えばボタン 一発でキャッシュを一括削除してくれる。しかし少々うるさいです。 また写真や 動画を 内部ストレージでなくSDカードに入れるようにしておき、内部ストレージに は アプリだけを入れるようにした方が 容量確保 できます。
      • バッテリーの節約について バッテリーの残量はステータスバーで見れます。バッテリーの節約で大きいのは使 わない通信をオフにすること( Wi-Fi、 Bluetooth 、 GPS など)。画面の明るさや スリープ設定を見直すことでも節約できます。省電力モードの利用もあります。
      • データ通信料の節約について
        通信料は設定からモバイルデータ使用量で把握します。節約で最も大事なのは Wi-Fi をできるだけ使うことです。 特に通信量が多い動画はWi-Fi で見る ことが効果的 。 LINE とか Facebook とかの SNS は 知らないうちに 通信量が増えていることがあり ますが 通信料制約 設定も可能です。例えば LINEの動画は Wi-Fi 時のみとセット可。 更にアプリの自動更新は Wi-Fi 接続時に限定可(Playストアのメニューからセット)
      • ステータスバーでは電池残量、時計、電波強度などの情報が見れますが、ステー タスバーを下にスライドして現れる、通知パネルではクイック設定ができます。 ( Wi-Fi 、マナーモード、ライトのオンオフ等。その他多くの設定が可能)
    2. 次にセキュリティです。

      • スマホにロックをかけます。 ロックの方法のパスワードやパターンは必ず設定し ます。 指紋認証や 顔認証のある機種ならベターです。
      • スマホのセキュリティで最も危ないのは不正アプリで、最も狙われるのが電話 番号と連絡先です。アプリの入手はiPhoneならAppleStore、AndroidならGooglePlay からしますが、GooglePlayは一定の審査があるがApple程厳格でないので注意が必要。 アプリをインストールする前に、このアプリが何(電話・通話、アカウント、SNS、 個人情報、など)の利用を求めているか「アプリの権限」でわかります。 必要以上のことを求めていないか?  アプリの権限は要チェック。 インストール済 みでも 設定→アプリと通知 →アプリの権限 を押すと 各アプリが利用できる権限が 現れる。 特に重要なのは連絡先や位置情報。 アプリがアクセスできる権限を 限定 すべきで、 本当に必要か 考え 必要でないものの権限をオフにする。 →実際問題、判断が難しいので「セキュリティアプリ」導入が無難。
      • 二段階認証は 不正アクセスを撃退するのに 大変有効。 二段階認証とは、ログイン 時にスマホに 通知が届き 許可しなければログインできなくなる システム。 二段階 認証は 設定→Google→ Google アカウント→セキュリティ→2段階認証プロセス と 進んで登録する。しかしいちいち許可するのは面倒かもしれない。
      • スマホの紛失対策。 設定→セキュリティと画面ロック→端末を探すをオンに。 但し、スマホの電源がオンになっていないと紛失対策は使えません。
      • セキュリティの詳しいことは又の機会に考えます。
    3. スマホとPCとの連携(次回以降)

  3. スマホを便利に活用しよう
    1. 地図機能・・・ 位置情報GPS を有効に使えるのはスマホです。地図アプリで最も豊富  な情報と使い勝手の良いのが Google マップで、iPhoneの場合もインストールできる。
      • Google マップはスマホのみでも使えるが、パソコンの方が高機能 なのでパソコンで  検索して現地ではスマホで使うと良い。例えば、スマホでは1つの目的地ですがパソ  コンならば10の目的地を順に登録できる
      • そのため パソコンの Google アカウント と同じアカウントでスマホもログインする。
      • スマホで Google マップを開き、2本の指のピンチ操作で拡大縮小、回転させると回転、  2本指を上方向に動かし立体表示にしたり、下方向にして平面図に戻したりできます。
      • 検索して経路というボタンを押して出発地と目的地を入れます。 そうしなくても Google 検索で「A から B 」という言い方でもG-Mapの出発地、目的地が入ります。
      • 経路検索では3つポイントがあります。door to door で探すこと 。二つ目に交通機関  を絞り込むこと。三つ目に時刻指定すること。 マイプレイス(場所の登録)、 共有 (他の人と地図を共有)も便利。
      • パソコンで調べた経路をスマホに送信するには「別のモバイル端末に送信」でスマホ に送ります。スマホではステータスバーを下ろし3点から「 ホーム画面に経路を追加」 でアイコンができそこから開けます。
      • スマホで地図を出して歩く時の注意ポイントです。 GPS が大事なので GPS を高精 度に セット(設定→Google→位置情報 )します。マップ上の 現在地アイコンをタッ プして(GPS高精度でないと、ONにしますかと来る)、 方位磁石と水色現在地マーク (扇形は視野の マーク)を出し、2回目のタップ をすると立体地図がでます。 その扇形を目的地の方向に向けて 近づくように歩き出 せば良いのです。 この扇形の使い方がポイントです。
      • 目的地の周辺スポット情報はそのボタンを押す。 行きたい場所の情報は、その場所 の普通の検索でなく、地図アプリから得たほうが便利です。
      • タイムライン機能・・・メニューからタイムラインを有効にすると自分が歩いた経路 を地図で確認できます。削除もできます。
      • GoogleMapsはもちろんカーナビとしても使えますが、Yahooカーナビも無料で使い 勝手が良いです。カーナビの場合は車載ホルダーを使うと便利です。シガーソケット から充電しながらがおすすめ。
    2. LINE の活用・・・ LINE は 今までの電話とかメールに比べて 大変軽快で使いやすく便 利です。非常に簡単にメールも写真も通話もビデオもでき、動画でもすぐさっと送れ て、全てフリー。またそれが受けて若い子は LINE ばかり使っているので若い子と話す には LINEが必要です。親しい人との間はLineに限ると言っても良い位です。
      • LINE を Google Play からダウンロードし、 LINE を開いて起動して「Lineアカウント」 を「新規登録」します→ 電話番号入力→「番号認証」タップ→ 利用規約で同意→ SMS ショートメッセージで 送られてきた認証番号を入力→認証後 名前を登録、これは ニックネームでOK。→次に友達追加設定だが、「友だち自動追加」「追加を許可」のチェック は外すことがポイント。→名前、メルアドの登録して、アカウント登録完了。
      • 友だち追加はごく親しい友達とし、自ら行うこと!!友達を追加する方法は四つある。 招待(メルアドか、SMS)、QRコード、ふるふる、検索です。
      • 実際に友達と話す時にはその友達を選んで トーク(メール)、通話、ビデオ通話、  スタンプを選んで話せば良い。 グループトークもできます。
      • 知らない人からメッセージが来たら編集からブロックできます。
    3. 音声入力・・・ 一般にモバイルで外出先で 文を書いたり するのは大変です。 それを 実に簡単に音声入力でメールも出来ますし文章も作れます。完全な文章ではないので   (句読点。、等だめ)少しの訂正だったらばスマホで行い、長い文章の場合にはパソコンで 修正します 。家で長文やメールを書くときにも音声入力は断然速いです。
      • IPhoneの音声入力の設定は:設定→ 一般→ キーボード→ 音声入力を on
      • Android の音声入力の設定は:まずGoogle 日本語入力が入っていない時は Playストア からインストールします。その上で 設定→システム→「言語と入力」で言語の設定を日本語 として、ソフトウェアキーボードの「キーボードを管理」で Google 日本語入力 と Google 音声入力自動 をオンにする。 ※マイクアイコンを押して話します。
    4. その他、電話、ネット検索、カメラ、 予定表、日記、メモ、など、もろもろ スマホの 方が便利です。
      • 電話機能も 連絡先又は履歴で入力できるので番号入力より楽です
      • ネット検索も音声で Androidは Google アシスタント、 iPhoneはSiri を使って話し 言葉で検索できます。 区切らず、話し言葉で入れるのがコツです。
      • スクリーンショット:スマホの画面をそのまま 画像にするもの。 スマホの電源ボタ ンとボリュームボタンの下を同時に長押しします。スマホのフォト の中に保存され ます 。例えば乗換案内のメモとか、 ネット画面を残しておきたい時に便利です。
      • スマホのカメラも非常に高機能で手軽。色合いを変えたりすぐ送ったり 簡単。 Google のフォトはその画像を無制限に クラウドで保存できる。 ダブルレンズAIカメラは従来プロしか撮れなかった写真がとれる。
      • スマホは災害時に 大変 便利。まず固定電話や携帯よりも繋がりやすいこと。 災害伝言板もあります Google のパーソン ファインダーという機能もあります 。 しかしバッテリーが重要でバッテリーは別に持つことが大事と思います。
      • 登山用のアプリには「YAMAP」(無料)があります。
  今後のテーマ(案)として、
 スマホ・PCの連携、セキュリティがゆるいと・・・、アカウント・パスワード・乗っ取り詐欺の防衛、 写真をきれいに撮る、写真加工、音楽を楽しむ、  等  

                                                以上

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