IE9以降のInternet Explorerの操作 概要

チューター 武田正男 さん

 IEの操作は、IE9以降大きく変わりました。その機能の基本を知り、IEを使いこなすためのポイントについて 解説します。

1.Windows によって使用できるバージョンが変わってくる

Windows XP   IE8まで
Windows 7    IE9 IE10 IE11
Windows 8    IE10
Windows 8.1  IE11

2.IE9以降の機能の基本

1)IE9〜11の画面構成(下図)

@ 戻るボタンが大きく使い易くなっている。下図 @
A アドレスバーと検索ボックスが兼用になっている。下図 A
B ボタン類は左から「ホーム」「お気に入り」「ツール」の3つに集約されている。下図 B

 IE9〜11の画面構成は似ている。図はIE11。操作用のメニューや各種情報の表示を見直し、ウエブページを表示する領域を大きくしている。


2)以前のIEに近いメニューも表示できる。

 タブ右側の何もないところを右クリックするとメニューがが現れ、表示させたいバーを選択することが出来る。

3)[Alt]キーを押すと表示/非表示が切り替わる。

メニューバーを一時的に表示させたい時は[Alt]キーを押す。

4)アドレスバーでの検索キーワードでの検索が可能になった。

 IE9以降では、アドレスバーはWebページのURLの入力だけではなく、検索キーワードを入力して検索できるよう機能が 改善されている。従って検索プロバイダーに戻らず検索が続けられる。

5) 検索サイトの追加には「アドオン」を利用する。

 「アドオン」とはIEに機能を追加するプログラムの名称である。アドオンには新しい検索サイトだけでなく、さまざまな便利な機能の アドオンが用意されている。アドレスバーの右端にある「▼」をクリックし、開いたメニューの右下にある「追加」をクリックするとInternet Explorerギャラリーの ページが開く。ここで「アドオン」下図 @ → 検索プロバイダーの追加 下図 A → 表示された アイコンから検索プロバイダーを選択 下図 B→ 表示された画面で「Internet Explorerに追加」と順にクリックする。
 追加した検索プロバイダーで検索するには、アドレスバーの右端にある「▼」をクリックし、開いたメニューの下方にある対象の検索プロバイダーの アイコンをダブルクリックする。


「アドオン」の削除は、「ツール」→「アドオンの管理」→「検索プロバイダー」→「削除する検索プロバイダー」を右クリック→「削除」で行う

6) タブの操作

 タブは一つのウインドウで複数のページを開くことが出来る便利な機能である。(IE7以降)
 既存のタブの右側にある、小さなタブをクリックすることで新しいタブを開くことが出来る。タブを閉じるには、タブにマウスポインターを合わせて 「×」をクリックする。 タブを左右にドラッグすると、並び順を入れ替えることが出来る。ウインドウズの外にドラッグすると、別のウインドウズに分けられる。

3.セキュリティ

 最近はフィッシング詐欺などのトラブルが多発しているので、セキュリテイに充分注意したい。IE10以降に搭載された 「拡張保護モード」は、不正なアクセスなどを防止する機能だ。もしこの機能のメッセージが表示されたら、出来るだけ「実行しない」を選択しよう。 拡張保護モードは、「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」タブ→「拡張保護モードを有効にする」にチェックを入れる。
 外出先のパソコンなどでIEを操作する場合、個人情報を思わず残してしまうことがのであるので注意が必要だ。 個人情報を残さないようにするには、IE終了後に情報を削除する「InPrivateブラウズ」機能が有効である。 InPrivateブラウズを使うには、タスクバーのIEのアイコンを右クリックし、「InPrivateブラウズを開始する」を選択する。
 また、IEの便利な機能としてパスワードの保存があるが、自分のパソコン以外で使わないように注意が必要だ。

参考文献 : 日経パソコン2014.5.26号
参考サイト :  http://ja.wikipedia.org/wiki/Internet_Explorer#Internet_Explorer

                                                以上

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