USBメモリの便利な使い方

講師 武田正男 さん

T.【 USBメモリのドライブ名を変える 】

第1図

USBメモリのドライブ名は、「リムーバブルデイスク」で表示されているが、判りやすい名前に変えることが 出来る。(第1図)

<操作>

変更したいアイコンを右クリックして「名前の変更」を行えば、自由に名前を変えることが出来る。

U.【USBメモリのアイコンを変える 】

第2図
第3図
第4図

USBメモリのアイコンは、他の外付けハードデイスクなどとアイコンが同じでマイコンピューター上で区別 がつきにくい。
USBメモリに独自のアイコンを設定すれば区別しやすくなる。
USBメモリのアイコン素材は、無料のものがインターネット上に多数公開されているが、下記に2例をあげる。
* USBフラッシュメモリ Ver.2.0
 作者:SHIN-ICHI ファイル名:xpi_usbm.lzh
* USBメモリ8色セット
 作者:towofu ファイル名:icon_usb01.zip

 <操作>

  • ダウンロードは、上記ファイル名の検索からソフトのダウンロードサイトへ行き、実行ファイルを.をダ ウンロードする。次に実行ファイルを開く。この際、解凍ソフトが必要。
  • メモ帳でautorunファイルを作成。(第2図)
  • autorunファイルをUSBメモリ内に保存。拡張子を.infに変える。
  • 好みのアイコンをUSBメモリ内にコピー。(第3図)
  • 完了したらUSBメモリを取り外し、再び読み込ませると、指定したアイコンで表示される。(第4図)

V.【 USBメモリの簡単取り外し 】

第5図

USBメモリはいきなり引き抜くと、中のデータが破損する危険がある。そのためタスクトレイのアイコンから 「ハードウエアの安全な取り外し」を実行する必要があるが、USBメモリ内のファイルをクリックするだけで、 取り外しできるフリーソフトがある。
 UnplugDrive Portable Ver.0.4.1.2
 作者:Koichi Yamamoto ファイル名:UNPP0412.ZIP

 <操作>

  • ダウンロードは、UnplugDrive Portableの検索からUnplugDrive Portableのサイトへ行き、UnplugDrive Portable Ver.0.4.1.2をダウンロードする。
  • 展開されたUnplugDrive .exeをコピーしUSBメモリに貼り付ける。(第5図)
  • USBメモリのUnplugDrive .exeをダブルクリックすると、取り外し可能になったことを知らせるメッセージ が表示され、自動的に接続が解除される。

W.【 USBメモリの暗号化 】

第6図
第7図

USBメモリを紛失した時に備え、重要なファイルは「暗号化」しておくと良い。正しいパスワードを入力しない 限り、勝手に開けないようになる。これを実現するシンプルなフリーソフトがある。
 * ED 作者:Type74 Software  OS:XP/Me/2000/98

 <操作>

 ダウンロード

  • 「ED」の検索からソフトのダウンロードサイトへ行き、 実行ファイルed33.lzhをダウンロードする。
  • 次に実行ファイルを開く。この際解凍ソフトが必要。
  • 解凍して出来たフォルダed33をUSBメモリにコピーする。(第6図)
 暗号化
  • ED .exeをクリック。操作画面が表示される。(第7図)
  • 「E」ボタンをクリックし、暗号化したいファイルを選択する(複数選択可)。または、暗号化したいファ イルやフォルダを、直接「E」ボタンにドラッグ&ドロップする。
  • 暗号化しようとしているファイルがリストに表示されるので、確認して「OK」をクリック。(第8図)
  • 「暗号化に使用するパスワードを入力してください」 というダイアログが表示されるので、ここで、パス ワードを入力する。「OK」 をクリックすると、暗号化が開始される。(第9図)
  • 「正常に処理しました」というダイアログが表示されたら暗号化完了。
  • 暗号化されたファイルは、元のファイルのあるフォルダ内に「元のファイル名.enc」という名前で出力さ れる。

第8図第9図
第10図第11図

 復号化

  • 「D」ボタンをクリックし、復号化したいファイルを選択 (複数選択可)。
  • または、復号化したいファイルやフォルダを、直接「D」ボタンにドラッグ&ドロップする。
  • 復号化するファイルの確認ダイアログが表示される。復号化しようとしているファイルがリストに表示され るので、問題なければ「OK」をクリック。(第10図)
  • 「復号に使用するパスワードを入力してください」 というダイアログが表示されます。 (第11図) ここで、設定しておいたパスワードを入力します。
  • 「正常に処理しました」 と表示されたら復号化完了。

参考文献:「USB&HDDスーパー活用テクニック」 
                 発行:株式会社晋遊舎
     「日経PC21 2009年12号」USB常備ソフト11
                 発行:日経BP社

                                   以上

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