Google のニュース検索について

講師 長谷川一郎 さん

 ニュース専用検索エンジンで最新記事をチェックする。
 Googleニュースは、通信社や新聞社またはテレビ局などのサイト上で公開されている最新ニュース記事を検索したり、 同じ出来事に関するニュースをまとめてみることなどができる、ニュース専用の検索エンジンである。トップページに表示 されるニュースのカテゴリーなどをカスタマイズすることもできるので、自分好みの「紙面」を作って、最新ニュースをチ ェックできる。
 Googleニュースは2004年9月に日本語版のサービスが始まった。
 インターネットで公開されているニュース情報を整理して、すばやくアクセスできるサービスで、Googleトップペー ジからアクセスできる。(下図矢印先のニュースをクリックする)



トップニュースが表示された。

ニュースサイトの更新情報に特化した検索サイト
 Googleニュースもやはりインターネット上でニュース情報を取得できるサービスである。
 しかしGoogleニュースは独自のニュースを配信しているのではなく、また他の企業からニュースの提供を受けている わけでもない。
 Googleニュースはインターネット上で公開されているさまざまなニュース情報を収集、分類して表示し、検索可能に するサービスである。

 Googleは検索エンジンサービスを提供している。通常の検索エンジンは、世界中の数多くのホームページのデータを 定期的に回収し、検索可能にしている。
 Googleニュースは、いわばニュース専用にカスタマイズされた検索エンジンといえる存在で、ニュース情報を専門的に 回収し、それをまとめて表示したり、検索ができるように公開している。

Googleニュースの生い立ち
Googleニュースは、Googleの主任科学者であるKrishna Bharat氏が中心となって開発されたサービスで、その開発のきっかけ は2001年9月11日に起こったアメリカへの同時多発テロ事件だった由。Bharat氏は、この事件をきっかけにして、1つ の出来事に関してたくさんのニュースを読み、物事を多角的に見てみたいと思ったが、数多くのニュースサイトを1つ1つチ ェックするのは手間がかかる作業であった。そこで氏は、自動的にニュースを収集し、同じ出来事に関するニュースごとに グループ合わせをするシステムを開発したそうである。

Googleニュースの基本的な使い方

ブロック状にニュースが配置

 それぞれのニュースのブロックは、たくさんのニュースサイトから集められた同じ出来事や事件に関するニュース記事を 纏めたもの。

8つのセクションに分類
 Googleニュースでは、記事中に含まれるキーワードなどから「社会」「国際」「経済」「政治」「スポーツ」「文化・ 芸能」「科学・テクノロジー」「話題のニュース」の8つのセクションに分類される。最も注目度の高いと思われるものに関し ては「トップニュース」という扱いになる。

ニュースを検索する

 Googleニュースでは、集められたニュース記事は30日間保存され、その間は通常のウェブページの検索と同じよ うに、キーワードを入力して検索を行う。

ニュース記事を検索
 ニュースの検索は、Googleニュースの各ページ最上部の検索窓で行う。
 ex. 「Phenom」

トップページには決して掲載されないニュースを検索
 検索を行うと、トップページには表示されないような、ちょっとした記事がたくさん発見できる。特に大事件とはおよそ無関係 なキーワードであればあるほどその傾向は顕著。
 ex. 「パンダ」 「日本酒」

一歩進んだニュース検索

 ニュース検索では、ウェブ検索と比べると機能が限定されているものの、複数のキーワードを利用したり、不必要なキーワ ードをはずすなどの検索が可能。

複数のキーワードでニュースを検索
 AもしくはB (OR検索) オリンピック OR五輪
 Cを含まぬページ  携帯 -電話

タイトルに使われる文字列で検索
 Googleニュースで利用できる特殊な記述方法として「intitle:」がある。
 指定したキーワードがニュースのタイトル(見出し)中に使用されているものを指定する方法でタイトルは記事の内容がもっ とも凝縮され、重要事項のみ記述されているため、タイトルだけに検索対象を絞ることで、キーワードとの関係が特に強いニュ ースを検索できる
関連
 「allintitle:」 複数キーワードを指定して、すべてをタイトル内から検索したい場合
 「site:」 特定のニュースサイトからだけから検索したい場合、ウェブ検索と同様
  ex. 「site:asahi.com 五輪」
 「intext:」 文章内にキーワードが含まれていることを指定する  「allintext」
 「source:」 特定のニュースサイトに結果を絞るための特別な構文として
  ex. 日経新聞のサイトの中だけから検索可能とする 「source:日本経済新聞 株価」

標準セクションのカスタマイズ

 Googleニュースでは、ページ内に表示されるニュースを自分好みに合わせてカスタマイズできる。

セクションの入替え・削除
 Googleニュースのページの右上、トップニュースの右側に「このページをカスタマイズする」リンクが用意されて いる。これをクリックすると画面が切り替わり、Googleニュースの現在のカテゴリのレイアウトが表示される。

セクションの移動はドラッグアンドドロップで可能
 セクション配置を決めたら、「レイアウトの保存」ボタンをクリックして確定
 編集したいセクションをクリックすれば、そのセクション編集画面が表示される
 「記事」という箇所で表示件数を変更し、「変更を保存」
 セクション自体の削除もこの編集画面で可能

セクションのタイトルの横にも編集ボタンがある
記事の追加・削除というボタンが各セクション欄の最下部にある

 1度行った画面設定の変更は、「クッキー」という技術を使ってブラウザに保存されるため、他のページにアクセスしたり パソコンを終了したりしても再びGoogleニュースにアクセスすれば設定が有効になっている。
 変更した設定をクリアして元に戻したいときは、カスタマイズ画面の「ページ設定をデフォルトに戻す」というリンクをク リックすれば標準の状態に戻すことができる。

海外のニュースもチェックする
 標準セクションの追加をクリック  編集項目に国を選ぶ  セクション項目提示されたジャンルから選択する
 セクション選択をクリック   

カスタムセクションの追加

 上の画面内にあるカスタムセクションの追加ボタンをクリックする。
 キーワードを入力できる追加ページが表示されるので、好きなキーワードを入力して「セクションの追加」ボタンをクリック。 当キーワードを設定したセクションが追加される。

以 上   .

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