ブラウザ IEの設定(基本)
(Yahoo!Internet Guide 2001.3月号付録 The 設定王 参照)
講師 小坂 滋 さん
WEB用のブラウザ(閲覧ソフト)はいろいろありますが、ここではよく使われるInternetExplorerV6.0で自分の使い勝手
のいいように設定してみましょう。
(ブラウザにはこのほか、NetscapeV7.1/SleipnirV2.4/OperaV8.52/FirefoxV1.5等々があります。)
HPを自分の好みに
- 自分の使いたいHPを決める。・・・標準は各メーカーかISP
「ツール」−「インターネット オプション」−「全般」−(ホームページ)の欄でアドレスを書き込むか「現在のページ」「標準
−Micro Soft」「空白」の3つのボタンから選ぶ
- 文字のサイズを選ぶ・・・標準は中
「表示」−「文字サイズ」で最大から最小の5段階のなかから選ぶ(メールにも連動)
- フォントを選ぶ・・・標準はMSPゴシック/MSゴシック
「ツール」−「インターネット オプション」−「全般」−(フォント)ボタンで選択する(Webページフォントだけでよい)・・・
時にはHPの作者によって固定され変更できないこともある。
- 配色を変える
「ツール」−「インターネット オプション」−「全般」−(色)ボタンで指定する
ただし「Windowの色を使用する」のチェックをはずしてから
- 文字化けを直す
「表示」−「エンコード」−「自動選択」のチェックをはずす。それで直らなければ「日本語(自動選択) 」を選んでみる。
画面を使いやすくする
- 「表示」メニューによるメニューバーの変更
「表示」−「ツールバー」(標準のボタン)で2行目のツールボタンが表示/非表示に切り替わる
「アドレスバー」も非表示ですっきりする
- ツールボタンの変更
「表示」−「ツールバー」(ユーザー設定)でツールボタンの不要な物を<削除>で適当に減らす、ついでにアイコンオプションを
小さいアイコンにする(<上><下>で順番を変える)
- ステータスバーの変更
「表示」−「ステータスバー」のチェックをはずし画面を広くする
- マウスで配置変更
アドレスバーが長すぎて邪魔なときは左端の縦棒をマウスでドラッグ&ドロップで上部に移動させよう。(縦棒がないときは「ツール
バーを固定する」のチェックをはずしてから)
Webページの印刷
- ページ設定
「ファイル」−「ページ設定」でサイズ、余白(5mm程度)、用紙の縦か横を、そして必要に応じてPRINTERボタンで準備をする
- 印刷プレビュー
「プレビュー」−「印刷プレビュー」で確認し、時には拡大・縮小機能で詳細も見てから印刷ボタンを押す
- 印刷
「ファイル」−「印刷」で詳細画面で必要に応じてプリンターのプロパティの設定、印刷範囲、部数、リンクの印刷を設定してから
OKで印刷する
- フレームの印刷
画面の印刷したいフレーム上をクリックしてから、「ファイル」ー「印刷」ー「オプション」タブを開き、そこで(選択されたフ
レームのみ印刷)を選ぶ。
プレビュー確認したい時は、画面の印刷したいフレーム上をクリックしてから、「ファイル」ー「印刷プレビュー」画面を出し、上部
の(選択されたフレームのみ印刷)を選ぶ。
別な方法として、画面の印刷したいフレーム上を右クリックして出たダイアログの「印刷」をクリックしてもできる。
- 背景も一緒に印刷
通常ではHPの背景の色や模様は印刷されないので印刷したい場合は
「ツール」−「インターネットオプション」−「詳細設定」の「印刷」・背景の画面とイメージを印刷する・にチェックを入れる。
(通常は無用)
セキュリティ設定の確認
設定画面の表示・・・標準は中
- 「ツール」−「インターネットオプション」−「セキュリティ」タブで開き「既定のレベル」ボタンで設定する、必要なら
「レベルのカスタマイズ」ボタンでより詳細な設定をする。
- 設定のレベル
中:一般的にはこのレベルで十分
高:一番安心だがいろいろな機能(動画、クッキー、音楽など)が働かず見られないHPが多くなる。またサービスやファイルのダウ
ンロードも不可
中低;ステータスバーに鍵アイコンが出ないHPで個人情報を送る場合暗号化されずに警告画面も出ない。ウイルスが送られる危険あり。
低:セキュリティは確保されない。個人情報の流出やハッカーの侵入、スパイウエアやスパムメールが送られてくる。何も利点はない。
- レベルのカスタマイズ
ここで詳細な設定,ActiveX,Cookie,JavaScript,Javaアプレットの有効/無効の切り替えやダイアログ(確認画面)の表示切替も
出来る。
1度見たページを即表示する(お気に入りに登録する)
- お気に入り(Favorites)の追加
登録したいページを開きメニューの「お気に入り」−「お気に入りに追加」をOK、「お気に入り」はカテゴリごとにホルダーを作っ
ておくと便利。
- お気に入りの整理
メニューの「お気に入り」−「お気に入りの整理」で名前の変更やフォルダーへの移動、削除が出来る
- お気に入りの順序変更
順序はABC順、漢字コード順に並んでいるので(名前の変更)で頭に半角で01から番号をつけ右クリックから「名前順で並べ替え」
を選んで順序を変える。
フォルダーの順序も同様に、お気に入りの数が少ないときはドラッグ&ドロップで順序を変える。
ホームページの保存と送信
- ページの保存「名前をつけて保存」の際、 ファイルの種類に注意
Webページ、完全:ページ内のデータがテキストとその他の2つのファイルで保存される。通常使わない。
Webアーカイブ:いわゆる書庫用に単一のファイルで保存
Webページ、HTMLのみ:文字データ、書式のみを保存する
テキストファイル:文字データのみ保存される
- ページをメールで送信
ページをメールで送るには、ファイル/送信/「ページを電子メールで」を選択すれば、メーラーOEが起動しそのページが表示さ
れた作成画面が出る
- ページ上の画像を保存
webページ上の保存したい画像を右クリック/「名前をつけて画像を保存」で保存できる。・・・「メールで送信する」
も可能
- 画像を壁紙とする(背景に使う)
webページ上の壁紙に使いたい画像を右クリック/「背景に設定」を選択すればデスクトップの壁紙になる
IEと連携するソフトの設定
- 設定項目の表示
メニュー「ツール」-「インターネットオプション」−「プログラム」で連携するソフトが確認できる
- 設定のリセット
IEが正常に動かなくなったらプログラムの下の「Webの設定のリセット」ボタンを押すと直るときがある。ここには「アドオンの管理」
(追加プログラム)もあり、知らないうちに結構アドオンされているのが分かる
- メールの送受信
「ツール」-「メールとニュース]-「メールを読む」「メールの作成」メニューがあるのでこれを使う(メニューボタンでも良い)
- メールソフトの確認(メール送信リンクに対応)
プログラムの電子メールがOEが指定されている場合ホームページのリンクアドレスをクリックするとメール作成画面となる(ご意見
は・・・まで)
- メールのリンクURLにIEが起動しない
IE以外のブラウザを使った場合メールの中のURLをクリックしてもIEが起動しないことがある。そのときはプログラム画面の下部の
「IE起動時に通常試用するブラウザを確認するにチェックを入れる。次に別のブラウザを起動し「通常使うブラウザとして登録しま
すか」に「はい」と答える。その後IEを起動し「通常使うブラウザとして設定しますか」に「はい」を選ぶ。これで駄目なら上記の
リセットボタンを押す。
- 編集ボタン
プログラムのHTMLエディタに編集ソフトが(Word等)入っていれば編集ボタンで選択しボタンを押すとそのソフトでページが編集できる
- IEのヴァージョン情報
IEのヴァージョン情報は「ヘルプ」ーバージョン情報で確認する
インターネットオプションの詳細設定
「ツール」-「インターネットオプション」-「詳細設定タブ」
- HTTP/検索
HTTP1.1はチェックする。ホームページのデーターを通信手順の転送効率向上。アドレスバーからの検索もチェック、キーワードで
検索できる
- セキュリティ
オンラインショッピングでは「保護エラー」が出ないようにSSL2.0からTLS1.0まで3項目にチェック。音楽配信サイトで「ダウンロー
ドできません」とでたら「暗号化された・・・・」のチェックをはずす(Secure Socket Layer,Transport Layer Security)
- ブラウズ
「移動ボタン」をはずす、「スムーズスクロール」もチェックを外すことは単純化しスクロールが早くなる、、「ページの切り替えを
行う」のチェックを外し表示を早くする
- マルチメディア
このチェックを全て外すとサウンド/ビデオ/画像を一切受信せずページの表示が速くなる、「画像を滑らかにする」も表示が速くなる。
画像を表示しない(更新ボタンで消える。右クリックで表示)
- 印刷
「背景の色とイメージを印刷」は普通はチェックしない
便利なショートカットキー
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参考 ActiveX について
ActiveXとは、マクロソフトが開発したインターネット関連技術の総称で特定の技術や製品を指すものではない。従来の静的なWWW上の
文字や画像をよりアクティブな双方向の情報をやり取りする機能を持たせた技術である。ActiveXコントロールによりWebページに
組み込みできるオブジェクトやデータを正しく表示させたりページ上で特定の動作を行い動画や音楽を楽しむなど、インターンネット
が便利に使えるには不可欠な機能である。
ただしページを表示するとき自動的にダウンロードされこのときにウイルスなどの悪質なプログラムがダウンロードされることが
あるので要注意。
このためインターネットオプションのセキュリティの項では「ActiveXコントロールとプラグインの実行」は「有効にする」、ついで
「ActiveXコントロールに対して自動的にダイアログ表示」は「無効にする」にチェックをいれる。以下「安全だとマークされていない
・・」には「無効にする」、「安全だとマークされている・・」には「ダイアログを表示する」、ダウンロードに関しては標準どおり
の「署名済みは・・」には「ダイアログを表示する」、「未署名・・」には「無効にする」がより安全と考えられます。
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