日本語入力ソフトとは

講師 森田矩夫 さん

日本語の文書をパソコンで作成するには
   日本語入力ソフト    漢字交じりの日本語にする
   日本語ワープロソフト  文書としての形態を整える
の二つのソフトを必要とする。
 この「日本語入力ソフト」について説明しよう。
英文をパソコンで書くときは
   Shift +i Space l  o  v  e Space  y  o  u  . →→→  I love you.
とキーボードから入力した文字はそのまま言葉になる。
これに対し日本語はローマ字やかなで入力された「読み」を「漢字」交じり文に変換してはじめて言葉になる。
   わたしはあなたをあいしています。変換  →→→  はあなたをしています。
この様な機能を持ったソフトを日本語入力ソフトという。
 日本語入力ソフトには、現在、Windowsでは次の三種類がある(注1)。
  ATOK(Advanced Technology Of Kana-kanji transfer)    ジャストシステム社
  MS-IME(MicroSoft Input Method Editor)         Microsoft社
  Google日本語入力                    Google社 

 「ATOK」は最も優れた日本語変換機能を有し、プロ集団に愛用されているが、有料が壁になって広く普及するに は至っていない。これに対し、「MS-IME」はOfficeに付属していて広く使われている。「Google日本語入力」は 最近進出してきたソフトで、無料で変換能力も結構あるので、これからの伸びが期待される。
 日本語入力ソフトは色々な日本語ワープロソフトと組み合わせて使用できる。プロユーザーは日本語ワープロ ソフトとしてWordを、日本語入力ソフトとしてATOKを使用している例が多いが、一般ユーザーはWord+MS-IMEを 使用している。

【日本語入力ソフトの切り替え例】

○ ATOK
○ MS-IME
○ Googl日本語入力
○ 三法の切り替えは
  日本語入力ソフト
  のアイコンをクリック
  して簡単に行える

    (注1) Macは日本語入力ソフトとして「ことえり」を使用している。
       Windowは簡易日本語入力ソフト「ワードパッド」が添付されている。

                                      以上

最初に戻る