時刻設定法
講師 森田矩夫 さん
【解説】
Windows XP では通知領域に表示されている時刻は、1週間に一度、インターネット時計サーバー
(通常time.windows.com)からの情報で較正されている。インターネット時計サーバーとしては、このほか、
情報通信研究機構NiCTのtime.nict.govがあり、ここではNiCTを利用する方法について説明する。NiCTの
標準時刻は
http://www3.nict.go.jp/cgi-bin/JST.pl
で見ることが出来、自分のパソコン時計の誤差も表示してくれる。
【自動によるパソコンの時刻合わせ】
- 1.
- 通知領域(デスクトップ画面の右下)の時刻表示をダブルクリックして「日付と時刻のプロパティ」DB
画面を開き、「インターネット時刻」タブをクリックする。「自動的にインターネット時計サーバー
と同期する」にチェックが入っていることを確認する(注1)。

- 2.
- 「サーバー」の欄右の∨ をクリックしてtime.nict.gov を選択して「OK」をクリックする。
- 3.
- 「今すぐ更新」をクリックくしてしばらくするとパソコン内蔵時計はNiCT標準時刻に同期する。
- 4.
- 時刻が合ったかどうかは、次のNiCTの日本標準時サイトで確認できる。
http://www3.nict.go.jp/cgi-bin/JST.pl"
- 5.
- 今後、「今すぐ更新」をクリックした時刻で1週間毎にNiCT標準時刻により修正されるので、
このクリックは、いつも、パソコンがインターネットに繋がっている事が予想される時間帯を選
んで行うと良い(注2)。
【参考】
- ○
- このやり方の他に、[スタート]→[コントロールパネル]→[日付と時刻]アイコンをダブルクリック
すると上記2.の「日付と時刻のプロパティ」DB画面が開くので「日付と時刻」タブで同様に設定するこ
とが出来る。もし、「サーバー」枠にtime.nict.gov が無かったら、time.nict.gov とキーインする。
【手動によるパソコンの時刻合わせ】
1. NiCTの日本標準時サイトを開く。
http://www3.nict.go.jp/cgi-bin/JST.pl

2. 通知領域の時刻表示をダブルクリックして「日付と時刻のプロパティ」DB画面を開く。

- 3.
- 「日本標準時を見て現在時刻を知り、アナログ時計下のデジタル表示枠内に現在の時刻の1分
ぐらい先の時刻をキーインする(アナログ時計の針はその時刻で止まっている)。
- 4.
- 日本標準時がその時刻になった瞬間に「OK」を押す。
【参考】
- ○
-
NiCTパソコンに表示される時刻は、NiCTにアクセスした瞬間の時刻情報が取り込まれ、その後はパソコン内蔵の
水晶時計で時が刻まれるので、時間の経過に伴って水晶時計由来の誤差が生じる。
- ○
- 「日付と時刻のプロパティ」DB画面から日付の設定もできる。
- ○
- Windows 98 等の古いバージョンにはインターネット時計を利用した自動修正機能がないので、ここに述
べた手動の方法で内蔵時計の校正を行う。あるいは、専用フリーソフトを導入して自動補正をしても良い。
- (注1)
-
- ○
- 通常、「自動的にインターネット時計サーバーと同期する」にはチェックが入って いる(もし、入っていな
ければ入れる)。
- ○
- パソコンがネットワークなどのドメインに参加している場合は、「インターネット時刻」タブは表示されない
ことがある。
- (注2)
-
- ○
- 同期予定時刻にパソコンがインターネットに接続されて使用可能状況になっていないと時刻の自動修正は行わ
れない。たまにしか使用しない事の多いノートパソコンの場合は、随時、「今すぐ更新」をクリックして時刻合わ
せをするか手動時刻合わせで時刻を合わせる必要がある。合わせる頻度は数ヶ月に一回程度で良いであろう。
以上
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