QRコードの解説

 2017-05-19 森田矩夫

QRコードとは

デンソーが開発した縦と横の二次元の図形を使って情報を記載する二次元コード方式。 現在、ISOにも制定されて国際的な規格となっています。今日、商品や広告等に広く使用され、 日本で販売されているカメラ付き携帯電話のほとんどがQRコードの読み取りに対応しています。 パソコンで読み取るにはフリーソフトの「Q太郎」や「QR Code Editor」があります。     [QR:Quick Response]

情報量

バーコードが 20桁程度の情報量しか扱うことができないのに対し、QRコードは色々な データ(数字・英字・漢字・カナ・ひらがな・記号・バイナリ・ 制御コード等)を扱うことが 出来、1つのコードで、最大 7,089文字(数字のみの場合)という大容量を表現できます。

バージョン

QRコードのバージョン(種類)は、1から40まで40種類あり、4セルづつ増えていきます。現在、 バージョン2が一般的です。バージョン2で最大数字77字まで表示出来ます。

出典 http://www.qrcode.com/about/version.html  

QRコードの規格化

1994年     デンソーの開発部門(現在は分離しデンソーウェーブ)の原昌宏が開発
1997年 10月  AIM International(国際自動認識工業会)規格として制定 (ISS-QR Code)
2004年 11月  JIS(日本工業規格)として制定 (JIS X 0510)
2011年 12月  ISOの国際規格として制定 (ISO/IEC18004)

QRコードの仲間

出典 http://www.qrcode.com/codes/  

QRコードのパソコンでの解析

  • Q太郎
    解析専用ソフトで非常に使いやすい。
    Windows 10には対応していないので注意。
  • QR Code Editor
    解析と作成が可能。
       Windows 10でも動くが、非常に使いにくい。
    上記ソフトともに、開発・メインテナンスが終了しているので、現在は、QRコード解析は スマホを利用することをお勧めします。

    【参考】
    QRコード作成にはQRCODE.JPが簡単です。 (http://qrcode.jp/)

                                                以上