カセットテープからPCへの取込、CD展開
講師 中西成美さん
1. 昔のカセットテープ、レコード、などのアナログ音源をパソコンにデジタルファイルとしてとりこむ方法-----ラジオからの録音、MDなどのプレイヤーからの録音、にも応用できます。
準備するもの
●アナログ音源のプレイヤー・・・カセットテープのプレイヤーなど
●プレイヤーとパソコンとの接続ケーブル
USBケーブル、或いは
オーディオ接続ケーブル:入出力端子の種類によってケーブルの種類が異なる。
出力側:ライン出力、イヤホンジャック、ヘッドホンジャック
入力側:ライン入力、マイクジャック
ケーブルはお店で売っています。
●録音編集ソフト
様々な種類の音楽ソフトがあるが、ここでは、フリーソフトAudacityで説明する。
ダウンロード:「Audacity」で検索し、窓の杜や、Audacityのホームページからダウンロード&インストールする。
「Audacityの使い方」で検索すると、ダウンロード、インストールの方法、基本操作、などを詳細に説明したサイトがあり、またYou Tubeでも詳細に見ることができます。
パソコンへの取り込み
●プレイヤーとパソコンを接続する
●Audacityを起動し、プレイヤーで演奏、録音ボタンで録音する
●波形が表示されるので、必要な編集をする
曲の分割、結合、消去、切り取り、コピー、貼り付け、トリミング、フェードイン・アウト、その他の編集ができる。
●Wav、MP3、などのファイル形式、保存場所などを指定して書き出すと、デジタルファイルに変換保存される。そのままプロジェクトとしても保存できる。
ただし、MP3への変換をするためのエンコーダーはライセンスの関係でAudacityには含まれていないので、別途ダウンロード&インストールする必要がある。フリーソフトLAMEを使うのがよいが、Audacityのホームペーにからダウンロード&インストールできる。
作成したファイルの活用
●生成されたファイルは、メディアプレイヤーなどで再生演奏、CDに焼き付け、など活用できる。
その他
●Audacity、LAME、のダウンロード&インストール方法、Audacityの基本操作の詳細は、別紙1は、ここをクリック、及び別紙2は、ここをクリック、をご覧ください。
●CDの作成は、メディアプレイヤー、ROXIOなどの音楽ソフト、で行います。
●CDのラベル印刷はプリンタの付属ソフト(例えばキャノンらくちんCDダイレクトプリントなど)で印刷します。
2. デジタルファイルを作成する簡便な方法
ICレコーダーで演奏を録音するとエンコーダーを内蔵しているので、デジタルファイルとして保存されます。出た音を録音するのでなく、プレイヤー、パソコンなどの音声出力端子(イヤホン、ヘッドホン、ライン出力など)とICレコーダーのマイク端子をケーブルで接続して録音すれば、より高い音質でデジタルファイルを作成できます。You Tubeの音楽などを取り込むのには便利です。
そのほかオーディオの話題
1. 音楽作成ソフトスコアメーカー
このソフトは価額も高価だし、あまり一般的ではありませんが、楽譜を読み取って、デジタルの音楽ファイルを作成する機能や作曲機能をそなえ、優れもののソフトなので紹介いたします。
●スキャナで楽譜を画像として読み取る。 ⇒ 楽譜の認識機能で個々の音符や記号を認識する。 ⇒ デジタルの音楽ファイルを生成する ⇒ 色々な楽器の音をだして、演奏することができる(音声はでない)
●パソコン上で音符を配列して、色々な楽器を割り当て、作曲することができる。
2. 無線接続のスピーカー
3. ハイレゾの音楽・・・富士通のウェブサイトより
ハイレゾとは、ハイレゾリューションの略で、日本語では「高解像度:映像やデータをより細かく表現できること」です。特に「ハイレゾ音源」は質の良い音楽データとして、今話題になっています。
レコーディングスタジオで録音したデータは、その環境にもよりますが、CDの約1,000倍の情報を持つことができます。
そのデータ容量から、CDにするためにはどうしても全ての音を収録しきれず、音の一部を削らなければなりませんでした。
このように、音の波形をデータにするときは、どうしても再現できない部分が出てきてしまうのです。
その点、ハイレゾ音源は音の情報をより細かく詰め込むことができ、音の太さや奥行きなど、録音したときの表現をより忠実に再現できるのです。
ただし、音楽用のCDを超える音質をもつハイレゾ音源ですが、それを最大限に生かすには対応する機器やプレイヤーソフトが必要となります。
良い音源には良い再生環境が必要なのです。
ハイレゾ音源のクラシック演奏を家のハイレゾ対応スピーカーで聞きながら、優雅な気分で朝ごはん。ハイレゾ対応ヘッドホンで大好きな音楽の世界にひたるなど、音楽をさらに楽しむことができますよ。
参考資料:日経新聞2015年2月21日記事「話題のハイレゾ」
4. パソコンを使わないで、直接録画、録音、デジタル化する装置も販売されている
●パソコンを使わずに、カセットテープを直接マイクロSDカードにMP3形式で保存する
⇒ 5,000円
●パソコンを使わずに、ビデオテープVHSや8mmビデオなどを直接SDカードやUSBにMP4形式で保存する
⇒ 15,000円
以上
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