DVD/CDドライブ交換記録
講師 森田矩夫 さん
7年半、毎日使用してきたミドルタワーデスクトップパソコン(EPSONDIRECT Endeavor Pro 3300)のDVD/CDドライブが突然故障しました。
早速、メーカーに修理依頼をしましたが補修用性能部品保有期間が過ぎて部品が無いため修理できないと断られました。
この「補修用性能部品」とは機能や性能を一般の部品と同等であることを品質保証することで再利用している部品の事をいい、メーカー
は一定期間その部品を保有して修理に対応しますが、保有期間が終了して補修用性能部品が無くなった時点で製品の修理は終了となります。
この補修用性能部品保有期間はパソコンメーカーで多少異なりますが、国産品で5〜6年といったところで、外国産は3年位のものもあります。
これを越した古いものはメーカーでの修理は出来ず、市中のパソコン修理屋に依頼することになります。私が調べたところ、パソコンメーカー
別に補修用性能部品保有期間は
FUJITSU | 製造終了後5年 |
NEC | 製造打切後5年 |
Panasonic | 製造打切後6年 |
東芝 | 製品発表月から6年6ヶ月 |
SONY | 製造打切後6年 |
EPSONDIRECT | 販売終了6年 |
Apple | 製造中止から5年 |
DELL | 出荷から5年 |
SOTEC | 発売日から5年6ヶ月 |
Acer | 販売終了後3年 |
hp | 製造終了後3年 |
Lenovo | 明示なし |
mouse computer | 明示なし |
となってることが分かりました。安いからといって補修用性能部品保有期間の短いパソコンを買うのは考え物です。なお、家電製品については
次のサイトをご覧下さい。
http://www.eftc.or.jp/code/notation/notation_table3.html
メーカーに修理を断られたので、近くのPCデポに行って相談すると、DVD/CDドライブは2008年頃にSATA方式に代わり、それまでのATAPI方式
の物は現在製造されていない。そのため、SATA方式が使えるように改造するか、中古のATAPI方式の物を探して交換するかしか方法がないとの
ことでした。幸い、その店に中古のATAPI品があったので、それを購入して自分で交換することにしました。作業はドライブを差し替え、
ジャンパーピンを今まであった位置に設定して電源コードとATAPIコードをつないで15分ほどで終了しました。そして、パソコンに交換した
ドライブを認識させて作業を終えました。
今回はパソコンがミドルタワーであったので作業が簡単でしたがノートだともう少し面倒だと思います。また、古くなると交換部品を探す
のが大変になるでしょう。後で調べるとネットでATAPIドライブが2000円前後で出ていて、PCデポの2,970円より安いですが、PCデポの方は品
質保証がついているので、私みたいな素人には適していると考えます。
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