電子化とiPad2の利用体験 まとめ

講師 武田正男 さん

 今、知らず知らずの間に身の回りの電子化が進んでいる。人それぞれにライフスタイルが違うので、 「電子化をどの様に進めるか」・「電子化したものをどのように利用するか」については千差万別であろう。
 スキャナーなどの電子化機器が手軽に手に入るようになり、パソコンやタブレットで電子化された情報が、 技術の進歩により見易くなってきていることも、電子化の促進を後押ししているように思われる。
 電子化に関心のある方に参考にしていただきたく、一つの実施例を紹介する。

T.電子化実施例(具体的な実施の例示は省略)
 1.電子化対象
   Office文書・PDF・静止画・動画・音楽など
    *当面保存して頻繁に利用したい情報
    *いつでも正確に参照したり、引用したい情報
    *何度も読み直したいもの 話題・記録
 2.電子化手段
   スキャナー・簡易スキャナー・キャプチュア(パソコン・Ipadより)・カメラなど
 3.保存場所
    *パソコン本体・外付けハードデイスクなど
    *クラウド(SkyDrive・Yahoo boxなど)
    *タブレット(本体容量が小さいので、クラウドの利用が必要)
 4.電子化されたものの利用場面
   書斎・居間・寝室・車内・外での会合・少人数での対話・旅先
   従来は「書斎でパソコン」が多かったが、タブレットの登場で多様化。
 5. その他
クラウドの利用にあたっては、電子化対象によっては、著作権保護のため 一般の人が見ることが出来ないように設定する必要がある。

U.iPad2の利用体験 (電子化のための使用例ということで、限られた機能を利用した場合)
かって文書作成が非常に多かった時代に較べ、現在はネット検索やメール を使うことがかなり多くなって来ている。外出先での使用が少ない高齢者は画面の大きいタブレットを使うと便利である。
 1.主なメリット
    iPad2は、いわば「家電商品的な使い易さを持った便利な情報ツール」のように思える。
    *軽い(約600g) 電池保持時間(10時間以下) 書斎以外での使用が容易
    *起動が早い ホーム画面上のアイコンを使い操作が容易に速く出来る。
    *電子化された情報に素早くアクセスできる
    *新聞・雑誌・書籍の電子版の利用が容易
 2.電子化の際の保存場所
  @ 無線LAN環境がある時利用できる場所
    *iPad2本体の保存場所
    *クラウド(SkyDrive・Yahoo boなど)
    *新聞・雑誌・書籍の電子版
  A 無線LAN環境がない時でも利用できる場所
    *iPad2本体の保存場所(写真・メール・音楽)
    *新聞・雑誌・書籍の電子版(直近のものはダウンロードされているので、外出時も読める)
 3. 通信
    *無線LANは自宅では「SoftBank BB 光 フレッツ」を使用(パソコンで使用中)
    *有線LANのあるところでは、Air Stationなどで無線に変換して使用。
    *それ以外で無線LAN接続が必要な場合はWiMAXルーターでUQ1day(\600/日)を使用

以 上